園子先生のひとり言

2016.01.11更新

「認知症」という病気に対する意識が
このところずいぶん変わってきているように
思いますconfident

芸能人や政治家も認知症であることを
公表するようになりましたし
患者さんでも(付添いの方が、ですが)
問診票に「認知症の治療中」であると
記載していただけることが多くなりました。

認知症の原因、予防法、治療法などが
明らかになりつつあることで
認知症も「ひとつの病気」である、という
捉え方が広まってきているのでしょうconfident

実際、早期に発見すれば投薬治療などで
進行をかなり遅らせることができると
聞きます。

ただ、
初期症状はごくわずかな変化ですし
周囲の人間も気づきにくく、
できればそうあって欲しくないという
心情もあるので、
治療開始が遅れがちになることも多い
でしょう。

歯科の立場からも
認知症ではないか、と気づくことが
あります。

服装や表情、質問に対する受け答えで
気づくこともありますが、
そういう点では違和感がなくても
口の中の清掃状態、特に入れ歯をはずして
洗っている形跡の見られない方は
認知症の可能性があると思われます。

また
認知症になると痛みに対する感覚も
低下するので、合わない入れ歯などで
口の中に大きなキズを作っていても
あまり痛みを訴えないような場合は、
その可能性はかなり高いと思います。

なので、
近しい方の認知症が疑われる場合に
いきなり「物忘れ科」や「精神・神経科」を
受診する前に歯科を受診してみるというのも
いい方法かもしれませんflair

また
お使いの入れ歯の不具合を改善して
ちゃんと「噛める」ようになった結果
認知症の症状が著しく改善したという
報告も多くあります。

私の父も、最後の3年ほどは認知症でした。

介護される方のお手伝いが少しでも
できれば・・と思いますconfident





投稿者: 山本歯科診療所