園子先生のひとり言

2014.11.22更新

歯科医師になりたての頃は、見つけた虫歯は
すべて教科書通りに治療する、それが正しい
方法だと思っていました。

しかし

今はちょっと考えが変わってきています。

極端な例をあげれば・・

事故か何かで、頭部に外傷を負った人が救急
搬送されてきました。歯も数本折れています。
といった場合、まず調べるのは脳の損傷具合
です。
そう、「たかが歯」です。
歯がなくても、とりあえず命に関わるような
ことはありませんconfident

一方、

急な歯の痛みに襲われて、食べられない、
眠れない、仕事どころではない、という大変な
経験をされた方も少なくないと思います。
しかも、痛みはなくても
今のこの日本では、「歯がない」という状態は
社会生活を送るのにかなり不都合になりがち
です。
歯がなかったり、虫歯を放置しているような
口の人は他人に対する印象を悪くしている
可能性が高いです。
そう、「されど歯」ですconfident

この、
「たかが」と捉える度合い、つまり
「たかが度」と、「されど度」の割合が
人それぞれ年齢、性別、職業などによりかなり
違います。

私は歯科医師ですから、当然「されど度」が
高いです。

けれど、患者さんの「たかが度」、「されど
度」を無視して治療を進めてしまうと、患者
さんとの信頼関係も生まれませんし、治療
結果に対する満足度も低いものとなってしまう
かもしれませんthink

なので、まず患者さん一人一人の「たかが度」
「されど度」をきちんと把握して、その上で
できれば少し「されど」寄りの治療法をご提案
していくようにしたいと考えていますhappy01



投稿者: 山本歯科診療所

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