園子先生のひとり言

2016.08.22更新

リオオリンピックrun、みなさんご覧になりましたか?日本選手の大活躍で、寝不足になってしまった方も多いのでは・・coldsweats01

オリンピックが始まる直前にNHKで「ミラクルボディー」という番組が放送されました。
その第1回が、シンクロナイズドスイミングのロシア代表イシェンコ選手とロマーシナ選手の圧倒的な強さを科学的に解明する、という内容だったのですが・・・

まあビックリeyesign03でした。

シンクロという競技を見ていて、ほとんど水中に潜って激しい動きの連続なのに、よく酸欠にならないものだと以前から疑問でした。
聞けば、日頃の厳しいトレーニングで肺活量も鍛えられていて、4分位は息を止めていられるそうです。もちろん、それだけでもかなりビックリなんですが、ロシアの特にイシェンコ選手は肺活量がスゴイだけではなかったのです。
 
人間の体には脾臓という器官があるのですが、普段は血液の貯蔵庫のようになっていて血液成分を生成したりある種の免疫機能に関わっているとされています。
イルカなどの水生哺乳類は、潜水時にこの脾臓に溜めた酸素豊富な血液を体内に巡らせることによって酸素を補うという機能を備えているので水中での長時間活動が可能なんだそうです。
普通の人間にはそのような機能は備わっていないのですが、なんとイシェンコ選手の脾臓は無呼吸時にイルカと同じような働きをしているらしいのですcoldsweats02

内臓の働きが変わるほどの過酷なトレーニングを幼い頃から続けてきたということにもビックリだし、自分の意志では変えることのできない内臓の働きもトレーニングによっては変えることができるのだということにもビックリ(*_*)です。まあ、すべてのシンクロの選手がイシェンコ選手のように脾臓を使えるわけではないようですが・・

オリンピック本番では、やはりイシェンコ組は圧倒的な美しさで優勝しましたが、「あぁ、彼女の脾臓もフル稼働してるんだろうなぁ・・」とちょっと別の角度からも楽しむことができましたwink
きっと他の種目の選手も想像もつかないような臓器の機能を変化するぐらいのトレーニングを積んで出てきているんでしょうね。

人間ってスゴイですねshine





投稿者: 山本歯科診療所

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